人権推進部会研修 人権推進部会
令和5年12月8日に守山市の児童養護施設「守山学園」を12名のメンバーが訪れました。
6月に行われた“住みよいまちづくり推進講座”で施設職員さんに施設の
概要や子ども達の生活の様子などを講演いただいたので、とても身近な感じで訪問することが出来ました。建物は新しく木材をふんだんに使ってぬくもりがあり、天井が高く開放的で、さらにバリアフリーで癒やされる印象を受けました。そればかりではなく、児童養護施設の持つ機能や蓄積が生かされた幅広い活動を始めていることに驚きと感動を覚えました。施設内見学では、子どもたちが生活をしている実際の部屋や生活空間などを拝見させていただき、ハード面の充実は勿論のこと、ソフト面においても、職員さんたちのきめ細かい配慮が行き届いていて感心いたしました。只その反面、措置されてくる子どもたちが背負わされている現実のしんどさが軽くなることとは別問題であり、施設と職員の力量がさらに重要になってきているとも感じました。
学園長の話の中で「虐待通報が21万件、そのうち2%しか擁護することができない、残りの98%(通告されていない多くの子どもと家庭も含む)に対してどのように関わりを広げていけるのかが大切である」ということを聞いて、その辺りを少しでもケア出来る地域づくりまちづくりの構築こそが、まち協を掌る各種団体の出番ではないのか、その中で人権推進部会の持つ役割は大変に大きいものではないかと思われます。
最後に、滋賀県にはこのような施設があまりにも少なすぎます。
施設が多ければ良いという問題ではありませんが、子ども達が友達以外で相談のできる地域連携室や相談支援事業所などがもっと増えていくことを望んで止みません。
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