H30,12,7 自治連合会視察研修
~泉北大阪ガス科学館、岸和田だんじり会館を訪れて~
原発問題がクローズアップされる今日、限りあるエネルギー資源の中でも特に、一般家庭への普及率の高い天然ガスについて学びました。東南アジアやオーストラリア,中近東、ロシアなど世界各国から-160℃で液化された天然ガスは専用船で日本まで運ばれてきます。研修室では窒素漬けにしたボールやハンカチなどを用いて-160℃の不思議な世界を体感しました。国内では秋田県の一部で微量ではありますが、今でも天然ガスが残っているそうです。その昔、石炭の発掘が盛んだった頃の“ガス灯”から始まって現代のLNGタービン発電まで、移ろいで行く時代の中でのエネルギー事情の様変わりを感じました。
岸和田だんじり祭りの起源は江戸時代の中期、元禄16年(1703年)およそ300年前に庶民によって始まったと云われてますが、一説によると、だんじりの美しい「彫り物」の腕前を地域の宮大工たちが競ったとか、その理由は定かではありません。テレビなどでも放映され、一般的に有名なのが9月祭礼と昼間の曳行ですが、10月にも祭礼が行われ、夜には200個もの提灯が飾られ、昼とは対照的な豪華絢爛なだんじりが見られるそうです。
今や、全国はおろか世界中にその名を轟かせるだんじりは、間違いなく日本経済の活性に一役を担っているのだろうと思いました。